わたしたちは普段、新本(新刊本屋で売っている本)以外の本をまとめて古本と称していますが、実は古本は、発行された年や著者のバリューなどによって、いくつかの種類に分けられます。
■古書・古本
古書とは、一般的に戦前・戦中・戦後初期にかけて出版されたそれなりに価値の高い本(この場合の価値とは、著者や書かれている内容によって総合的に判断されるもの)のことを指します。これに対して、古本は、古書ほど希少価値は高くない、単に古い本(雑本)のことを指します。古本屋の世界では、古書を「黒っぽい本」、古本を「白っぽい本」といったりもします。もちろんこの2つの違いは、厳密に分けられるものではなく、ある古本屋では古本として扱われている本が、別の古本屋では、古書に格上げされることもあります。
■古典籍
古典籍というものもあります。これは、古書よりさらに古い時代(近代以前)、おもに江戸時代の書物や原稿をのことを指します。ここまで来ると、専門的にそれを収集している愛好会以外には、おいそれと手が出せないほど高額な値段で取引されることになります。
■稀覯本(きこうぼん)
古典籍や古書のなかでもとびきり価値の高い本は、稀覯本と呼ばれます。書籍や雑誌にかぎらず。、有名な作家の肉筆原稿のたぐいもこれに含まれます。稀覯本は、高価な美術品とおなじく古本屋のガラスケースのなかで大切に保存され、見るからに高級なオーラを放っています。
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